完熟トマトソースとアメリカトマト事情その1

アメリカ料理

夏本番です。
NYもめちゃめちゃ暑いです🌞
毎日日中は30℃超えで体感は38℃とかそんな感じです。

ファーマーズマーケットではトマトが大本番です。

カラフルなトマトはまるで宝石のよう。
特にHeirloom Tomato(エアルームトマト)は種類がたくさんあって人気です。

ここ数年、アメリカではHeirloom(エアルーム)と言われる野菜果物の人気が出てきています。
Heirloomとは家宝とか伝来のとかという意味で、いわゆる品種改良を加えられていない原種に近い品種です。
主にヨーロッパから移民として移り住んだ人たちが、祖国から持ってきた種を自分の畑で栽培していたものだそうです。
アメリカの農業は大量生産と病気に強い品種を作るため、たくさんの品種改良が行われてきました。
小麦のように品種改良を繰り返したことによってアレルギーの元になったりもするそうで、原種を取り戻そうという動きが高まっています。

何百年も前のご先祖様と同じものを味わえるって、すごいロマンティックだと思いませんか?
マリーアントワネットやナポレオンが食べたものと同じ物を食べているかもしれないってすごい素敵でワクワクします♪

味は種類によって違うけど、赤や黄色のものは普通のトマトより甘くて味の濃いものが多いです。

さて、そんなアメリカでの主流なトマトは大きくこの2種類。

左の丸いのがBeef Steak Tomato、右の細長いのがPlum Tomato。

Beef Steak TomatoとPlum Tomatoです。
Beef Steak Tomatoはその名の通り、切った断面がビーフステーキのようになっています。

このトマトは生食向きで、主にサラダやハンバーガーに挟んだりして食べられます。
ゼリーの部屋が小さく少ないのでスライスしても水っぽくなりにくく、ゼリー質が苦手な方にはおすすめです。

もう一つのPlum TomatoはRoman Tomatoとも呼ばれていますが、主に加熱向きです。
調理することで甘味と旨味が引き出て、おいしいトマトソースになります。

日本にいたときは、そんなソース用、生食用なんて種類で別れてなくて、
とにかく甘く品種改良されたフルーツトマトとか、桃太郎トマトとかが多くて、生食用とかソース用考えたこともありませんでした。


というわけでファーマーズマーケットでトマトを仕入れてきました♪

左上から時計回りにSan Marzano、Heirloom Tomato、Plum Tomato


今回は下の袋に入った完熟のプラムトマトを使ってトマトソースを作ります。
毎週月曜日のユニオンスクエアで2Kgぐらい入ってたったの$4です。
安すぎる!!毎年このトマトを楽しみに待っています。
ファーマーズマーケットのトマトは、スーパーにあるのより完熟でおいしいと思います!

水もスープも加えず、塩胡椒とトマトの旨味だけでとってもおいしいソースになります。
いっぱい作ってストックしておけば、パスタやスープ、お肉や魚のソースになります。
普通の鍋で煮込んでもいいし、圧力鍋を使えばとっても早く簡単にできます。

完熟トマトソース

  • トマト 1~2Kg
  • 玉ねぎ 1~2個
  • にんにく 3かけ
  • バター 20g
  • 塩 小さじ1
  • 胡椒 適量
  1. トマトを湯剥きします。
    お湯を沸かしてトマトに切れ目をいれてさっと湯通しをして、すぐ水につけ、皮を剥きます。
    簡単に向けます。
  2. 玉ねぎとにんにくはみじん切りにします。
  3. フライパンを火にかけてバターを入れて溶けたら玉ねぎ、にんにくを色づくまで炒めていきます。
  4. 圧力鍋にトマトと③の炒めた玉ねぎを加えて10分加圧します。
    普通の鍋なら沸騰したら弱火で蓋をして30分ほど煮込みます。
  5. 加圧が終わったらお玉でトマトを崩していきます。めっちゃ簡単に崩れます。
    塩胡椒を加えて、そのままふたを開けて20分~30分ほど弱火で加熱して水分を飛ばして出来上がり。味の濃さや濃度はお好みで調節してください。
  6. 保存用に熱いうちに瓶にいれて密閉し、煮沸消毒すれば常温で保存可能です。
    覚めてからジップロックに入れて冷凍保存も可能です。



トマトの湯剥きはめんどくさく感じるけど、そんなに大変じゃないです。
皮は消化されないので、した方が味も体にも絶対いいですよ!
あとつるって剥ける感覚が結構快感で好きです。

この日はできたソースでラタトゥイユにしました。
それはまたいつかそのうち書きたいと思います!

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