コロナのロックダウンがついに解除され始め、NY市ではお店やビジネスが再開しつつあります。
今週の月曜から全4段階中の2段階目に突入です。
ヘアサロンやリテールのショップ、レストランでもアウトドアダイニングが始まりました。
毎日次から次へと新しいルールやアナウンスメントがあり、前代未聞の状況でも、その決定と実行の速さには驚きます。
日本だとこうはならないな~と思いながら、毎日必死でついて行っています。
そんなロックダウン中、前からずっとやりたかったことがありました。
それは麺を打つこと!!特にうどん!!
冷凍うどんはアジア系のスーパーで手に入るし、乾麺も最近はアメリカのスーパーでも手に入りますが、やっぱり手打ちのコシのある、つるつるの讃岐うどんが食べたい。
うちの近所にはアジア系のスーパーがないので、手軽は買えないんです。電車も気軽に乗れないし。
でも時間がある今なら、麺職人を目指す絶好の機会!!
そして私にはキッチンエイドのスタンドミキサーがある!
と言う訳で材料を用意します。
作り方や分量は以下のサイトを参考にしました。
二人分なのでなるべく多く、かつ使い切れる量で作りたいので、6食分で作ってます。
分量は以下です。とてもシンプル。
- 塩 36g
- 水 264g
- 中力粉(All-purpose flour) 600g
アメリカのスーパーで買える小麦粉は大体4種類。
Pastry Flour(薄力粉)
All-Purpose Flour(中力粉)
Bread Flour(強力粉)
Self Rising Flour(ベーキングパウダーがすでに入っている中力粉)
この中でも下3つは普通のスーパーでも見かけますが、薄力粉のPastry FlourはWhole Foodsなどのちょっと高級なスーパー以外ではあまり見かけません。
基本的にケーキもなんでもかんでも中力粉で焼きます。
その名の通り、All-Purpose(なんでも使える)なFlour(粉)。
なのでアメリカのケーキは基本日本のケーキより少し重い仕上がりです。
逆に日本でアメリカのケーキレシピを再現するならぜひ中力粉をご使用ください。
今回のうどんは中力粉なので、どこにでもあるAll-purpose flourを使います。
塩と水を先に混ぜて溶かしておきます。
全部溶けるまで少し置いておくといいです。
小麦粉をボウルに入れ、スタンドミキサーにセットして、混ぜながら少しずつ塩水を入れていきます。
大体10分くらい混ぜるとそぼろ状に。
これを手でぎゅっと一つにまとめます。
ここからは踏み作業。
ビニール袋に入れて踏みます。
まずは5分間踏み踏みします。ロックダウン中にはいい運動です。
一度ビニールから出して、ロール状に巻いてからビニールに戻してさらに5分踏みます。
次は三つ折りにして正方形に。今度は3分踏みます。
踏み終わったら広がった生地の端を中に入れこんで閉じていき、丸いボール状にします。
ラップをして常温で30分~1時間寝かせて熟成させます。
いろんなレシピを試して、踏まずに作ってみたりもしたけど、生地のコシが全然違ったので、やっぱり踏む工程は大事なんだなぁと思いました。
うどんのレシピって数回生地を折りながら20分間踏む、みたいなのが多いんですが、このレシピは5分を2回、3分を1回で、生地の折り方もすごくわかりやすくて、いいなと思いました。
さあいよいよ寝かせた後は、麺の伸ばしと切る作業です。
個人的にはここが一番難しいと思います。
まず伸ばしにはかなり大きめの麺打ち台と長めの麺棒が必要で、力のいる作業です。
アメリカに来てから何度かやりましたが、うちのキッチン台は狭いので場所もないし、うまく麺が伸びなくて短いうどんになってました💦
均一に、ちゃんと正方形に伸ばす技はやっぱり職人ですね~。
と言う訳でとうとうこれを手に入れました。
パスタローラーです!
しかもKitchenAidのミキサーに取り付けて、電動で動く優れもの!!
ロックダウンの少し前に奮発して買ってしまいました!
見た目以上にずっしりと重いです。
Made in Italyの安心感がいいですねー。
セットするとこんな感じ。 メモリで厚さを変えられます
生地を3等分に分けて、麺棒でパスタローラーに入る厚さに伸ばしていきます。
私は主人と2人分ずつ茹でるので、基本2食分ずつ作ります。
厚さはメモリ1からスタート。打ち粉をしながら最終メモリ3まで伸ばします。
各メモリ2回ずつぐらいかけて、厚さ3ミリ程度に仕上げます。
太目が好きだったらメモリ2でもいいかも。
ほんまめっちゃ簡単です。あんなに大変だったのに。ちゃんと長いうどんや!むしろ長すぎる!
伸ばし終わったら、2食分なのでかなり長くなるので、真ん中で一度切ってから屏風畳みにして切っていきます。
打ち粉を生地の間にしっかり入れておくと、切った後ほぐしやすいです。
屏風畳み。打ち粉はたっぷりしましょう 切り終わったら軽くほぐして打ち粉をかけていきます 完成です!
麺が水分でくっついて団子になってしまわないよう、お皿に少し放置して、軽く表面を乾燥させてから容器に入れて保存してます。
パスタカッターもあればもっと作業が簡単になると思うけど、手打ち風の不揃いの麺が好きなので、今のところはこれで十分かな。
次回、茹でておいしいおうどんにします!
お楽しみに!
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