カラードグリーン Collared Greens

NY

前回のブログでPulled Porkを作りました。

そのサイドに作ったカラードグリーン。
これも私の大好物です。

スーパーの葉物野菜売り場

スーパーで買える葉物野菜は、主にほうれん草とケールやチャード、キャベツとかで、日本のスーパーに比べると種類が少なめです。
白菜や青梗菜はまだ見かけるけど、日本の代表的な菊菜や水菜、小松菜なんかはほぼないです。
葉物野菜の煮物が私は大好きだったので、アメリカに来て種類が少なくて悲しかった思い出です。
そんな時に見つけたのがカラードグリーン。

これで1束、$2~3で庶民の強い味方

巨大な葉っぱです。 
ビタミンなどの様々な栄養素がすごく多く、鉄分がほうれん草のなんと2倍だそうです。
ケールよりも栄養素が多いすごいやつです。

また別名アフリカキャベツで、黒人の家庭料理にはかかせないソウルフードです。
黒人奴隷がアフリカから連れてこられた際にアメリカに持ち込んだとされているそうです。
サンクスギビングデーなどの特別な日の黒人ファミリーのディナーでは必ずメニューに入っています。
たくさんのHip Hopの曲の歌詞やタイトルにもCollard Greensはよく出てきますね。
そしてアメリカ南部のバーベキューレストランでも必ずあるサイドメニューです。

カラードグリーンはハムホックという豚足のかかと部分のスモークと一緒に煮込むのが伝統ですが、私は基本的にはベーコンを使います。

ハムホック。一緒に煮るとよいスープになります。

使わない理由は骨とかめんどくさいっていうだけです。

あとは日本風に薄揚げを一緒に入れてかつお出汁と醤油みりんで煮込んだりします。
こっちは一度旦那の黒人の友達にふるまったことがあるんですが、「めっちゃうまい!Black Momの味や!」って言われて、めっちゃ適当なこと言うやん!って思いました。

でも実際黒人のソウルフードは結構醤油が入っていることがあるので、あながちおふくろの味とBlack Momの味は近いところがあるかもしれません。

てなわけで今回はBlack Momを目指したカラードグリーンのレシピです。
栄養たっぷりのスーパーフードです。おいしいスープもぜひ一緒に食べてください。

カラードグリーン Collard Greens

  • カラードグリーン 一束(500gくらい)
  • にんにく 2~3かけ
  • ベーコン 200g
  • オリーブオイル 大さじ1
  • チリペッパーもしくは乾燥鷹の爪 小さじ1
  • 水 200ml
  • 醤油 大さじ1
  • 砂糖 大さじ1
  • 塩 少々(味を見ながら)
  • 胡椒 少々
  1. カラードグリーンを全体を洗ったらそろえてくるくるっと巻いてまとめます。
  2. これを1cm幅に切っていきます。
  3. 太い茎も全部細かくします。
  4. 一度ボウルとザルに入れて水を張り、よく洗い、水気をしっかり切っておきます。
  5. ベーコンは1㎝幅、にんにくはスライスします。
  6. 大き目の鍋にオリーブオイルをひいてにんにく、チリペッパーを香りが出るまで炒めます。
  7. ベーコンを入れて火が通るまで炒めます。
  8. カラードグリーンを一気に山盛り入れ、全体に油が回るよう炒めます。
  9. 火が通ってきて半分くらいにかさが減ったら、水、砂糖、醤油を入れて軽く混ぜ、ふたをして弱火で30分~1時間ほど煮込みます。
  10. 色が茶色っぽくなってクタクタになったら出来上がり。

私は結構30分ぐらいで終わりにしたりしますが、Black Momはもうクッタクタのなくなるんちゃうかっていうくらい煮込むんだそうです。

カラードグリーンは主役ではないけど、みんなが大好きなサイドメニュー。
まとめて作り置きもよくします。

他にもスムージーに入れたり、生でサラダにしたり、キャベツの代わりにいろいろ使ったりします。
今は日本でも普通に買えるのかな?
もし見かけたらぜひ作ってみてください。

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